皆さんこんにちは。
本日は往年の名作「タクシードライバー」をAmazon Prime で鑑賞しましたので感想を記したいと思います!
(ネタバレ含むため、鑑賞後の方向けの記事です。
まだ見られていない方は上記リンクからぜひ見てみてください!)
本記事は、下記のような方におすすめです。
- 映画タクシードライバーを見たけれど、映画のメッセージがいまいちわからなかった方
- タクシードライバーが作られた時代背景を知りたい方
- タクシードライバーを見た他の人の感想を知りたい方
「タクシードライバー」のメッセージ 2点
私が映画を見終えて、率直に抱いた感想は、「最後はただのテロリストなのになぜヒーローとして取り上げられて終わりなの??」でした。
残念ながら私の読み解き力では、この映画の本質を一度では理解することが出来ませんでした。
しかし、いくつかの考察サイトを読んで映画の社会・時代の背景を理解していくうちに、この映画のメッセージがすこしずつ分かるようになりました。
その分かった内容を書きます。
私が感じたこの映画のメッセージは、下記2つです
① ただひとつの「正義」はこの世に存在しない
② 人間は誰しも「孤独」を抱えている
深掘りする中で理解できた「①ただひとつの「正義」はこの世に存在しない」について解説したいと思います
映画の時代背景を踏まえた考察
本映画が公開されたタイミングは、1970年代で、ベトナム戦争からの帰還兵が社会にうまく復帰することができずに苦しんでいるという状態でした。
また、ニューヨークの治安も現在と比べ物にならないほど悪かったようです。
そのベトナム戦争があったことを踏まえ、「正義」とは何かということを問いとしています。
まず、今回のトラビスの売春宿襲撃については、2つの面から考えることができます。
表:幼い少女を自動売春を行うヤクザから救った素晴らしい行為
裏:当初の襲撃計画が崩れ、自分の孤独感を紛らわすことができなくなってしまったため、とりあえず自分の考える人助けを正当化するだけのテロ行為
次に、戦争で兵士が敵兵や敵国の住民を殺すことについて考えてみます
表:命懸けで自国を勝利に導いた勇気ある行為
裏:戦争に巻き込まれてしまった何も悪くない一般住民を殺す最低な行為
上記を踏まえると、この映画では映画を見る人に「”正義”とは何か?マスメディアが出す情報を鵜呑みにすると正義の意味を履き違えてしまうぞ」
ということを伝えたかったのではないかと考えられます。
なかなか理解が難しい映画ではありますが、名作と言われるだけあり、色々なことを考えさせられる映画です。
ぜひ皆さんも見てみてください!Amazon Prime タクシードライバー
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