タイへ何回か来ていて、「もう少しタイのリアルな生活を味わえる体験をしたい」と思ったことはありませんか?
私も最初は、お寺やナイトマーケット、お土産購入などで楽しんでいたのですが、段々と現地の人とコミュニケーションをとり、リアルな生活を知りたいと思うようになりました。
そこで、私は今回チェンマイから車で30分ほどのタイル―族の村へ1泊2日のツアーに参加してきました。
実際にタイル―族の文化や生活、食事を村の人と一緒に体験できる大変充実した時間になりました。
私の実体験をもとに、ツアーの中身、またツアーの申し込み方法を紹介します。
概要
今回、私たちは”Local Alike“というタイのローカルツアー専門の旅行会社から本ツアーを見つけ、申し込みました。
年末年始で、チェンマイからそこまで遠くなく、我々(3人)だけでも開催可能なツアーを紹介してほしいと連絡したところ、本ツアーを紹介してもらい、申し込む流れとなりました。
概要は以下の通りです。
日時: 2022/12/30-31
参加者:日本人男性 3名
訪問先:チェンマイ、ドイサケット、ルアンヌア村
費用:3名合計12,000バーツ(約48,000円=一人当たり16,000円)
参考:タイ政府観光庁のHPにもこちらの村が紹介されています
備考:なぜか本日23/1/15時点では、当該ツアーを確認できませんでした。
もしご希望の方はダイレクトメールなどで、会社へ直接お問い合わせいただけるとよいかと思います。
ツアー1日目
ピックアップ
8:30にホテルの前集合でピックアップしてもらいます。
が、結局お迎えが来たのは9時頃。タイタイムでゆっくりといきます。
チェンマイ市内から車で30分。ルアンヌア村へ到着です。
タイル―族の伝統的な衣装を着たホストの方が、出迎えてくれます。
“ユーディーキンワーン”(Yu Dee Kin Wan/อยู่ดีกิ๋นหวาน)”が、タイ語の“サワッディーと同じ意味のタイルーの人々のあいさつです。
村の訪問者を歓迎する際にはタイ北部の人々が多幸を願う時に使うウコンなどの葉を水に浸して手に水を掛けてくれました。
アイスブレイク・文化紹介
まずはタイの伝統的な建物で、自己紹介や村、タイル―族について説明をしてもらいます。
タイル―族は、約700年前に中国南部のシーサンパンナからタイに移住してきたことが始まりで、現在も独自の文化や言語、民族衣装や料理などが受け継がれています。
タイル―族の寝室。以前は家族全員が同じ部屋で寝ており、左側の黒い帳は既婚者用、右側の白い帳は独身者用です。
寝室の隣にはキッチンがあり、火を起こして料理をします。
その後、タイル―族の伝統的な楽器を使い、歌を歌いました。
最初は恥ずかしい気持ちがありましたが、歌っていると村の人との距離が縮まっていきました。
機織り
次は機織り体験です。
大きく3つのプロセス、①綿から種を抜く→②綿を紡いで糸を作る→③糸から織物を作るを学びます。
まず、綿から種を抜くプロセス。綿の中には種が入っているため、こちらの中心の機会を使って、種を取り除きます。
次は、糸を紡ぐプロセスです。
微妙な力加減がとても重要で一番難しかったです。
最後は、糸から織物を作るプロセスです。
両手両足を作って、生地を織っていきます。
精米・おやつ、かばんづくり
シーソーのような器械を使って、米の籾を外します。
ザルを振って、籾を飛ばします。
お米を使ったせんべいです。サクサクでおいしい。
おコメせんべいを食べつつ、次のアクティビティの説明を受けます。
次のアクティビティは、炭を使って布のカバンに絵を描きます。
まずは針で穴をあけて、その穴に炭を振り、模様を作ります。
完成品はこちらです。
色を付けて少数民族の柄もつけていくのかと思いきや、これで完成。
不完全燃焼で終わりました。
昼ご飯 パッタイ
ついにお昼ご飯の時間です。
お昼はパッタイをタイルー属の伝統的なスタイルで作ります。
タイル―族のパッタイは、タマリンドのソースを多めに入れることが特徴です。
チェンマイ市?の料理コンテストで入賞をしたおばちゃんが教えてくれます。
おいしくできました。
昼ご飯の後は、お昼寝タイム。
タイの高床式で風通しが良いこの空間に勝る昼寝スポットはありません。
飾りづくり
昼寝の後は、次のアクティビティへ。バイクの荷台に座席を付けた乗り物と、
ツアー用にアレンジされた乗り物で移動します。
次は、ナイトマーケットなどでよく見かける、ライトを入れる”飾り”を作ります。
小さな芯をペットボトルにして、糸を巻き付けていきます。
糸は糊で巻き付くようにします。
中々難しいですが、最後は教えてくれる方の助けもあり、うまくできました!
デザートづくり
次は、タイの伝統的なお菓子作り体験です。次の家族の元へ向かいます。
タイの伝統的なお菓子である、カノム ドゥアンを作ります。
タピオカと米粉を丸めたものに、ココナッツミルクと砂糖をまぶして食べます。
めちゃくちゃ甘いです。
模様のついた小さなへらを使って、小さな帯状の形を作ります。
(芋虫みたいです)
小学校の図工を思い出します。
最後はホストファミリーと写真。
お父さんが、庭にできていたグァバを取ってくれました。
タイの屋台によく売っていますが、新鮮なグァバを食べるのは初めて。
とてもおいしかったです!
一面自然に囲まれており、とても気持ち良いです。
村は360度、穏やかな風景が広がっています。
近くのお寺に立ち寄り、お参りをしてホストの元へ向かいます。
夕日・夜ご飯
楽しいアクティビティも終盤戦。まずは田んぼで夕日を見ます。
ホストのお母さんが、せんべいを焼いて待ってくれていました。
夜ごはんをホストの方に教えてもらいながら作ります。
夜ごはんは、ナムプリックオーン(タイ風トマトミートソース、左下)、
ケープムー(豚皮の素揚げ、左上)、タイ風スープ、村で取れたキャベツ、カボチャ、キュウリです。
こちらが私たちを受け入れてくれたホストファミリー、2人の子供がいます。
あまり話す機会がなかったので、次回は色々話したいと思います。
寝床は
2日目
朝散歩
朝7時前に起き、散歩をします。
チェンマイの冬は日の出が遅いので、7時前に起きても朝日を見ることができました。
朝食づくり
近くの畑で朝食に使う野菜を摘みます。
その後、移動して養鶏農家さんの元へ向かいます。
写真下のエサは、バナナの皮などを再利用しています。
餌をあげます
朝生みたての、新鮮な卵を頂きます。
朝採った野菜を切り、炒めます。
野菜スープの完成です。
田んぼをバックに朝ごはん。ずっと居たくなるような心地よい環境でした。
朝採れたてのゆで卵に、魚のカレー炒め、さらには日本の白菜のような野菜を使ったスープです。
ご飯はタイのもち米のカオニャオ
その後は養鶏家の方の家を紹介してもらいます。
水牛へのエサやりや
投網の方法などについても教えてもらいました。
その後、ホストの家に戻り、お別れです。
とても充実した楽しい時間でした。また来ます!
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以上、エコツアーを紹介しました。
普通の観光では味わえない、リアルな暮らしに触れることができる貴重な機会です。
皆さんもぜひ行ってみてください!!