転職活動

メーカーの営業はつまらない? メーカーの海外営業若手が抱く仕事への不安・不満

本日は久しぶりに私の前職の先輩・同期とご飯を食べてきました。
2人とも今の仕事にもやもやするところがあり、転職を検討しているようです。

2人は私が転職を検討している時と同じような、現職への不満を抱いていると感じました。

決して前職を否定したいわけでは全くないのですが、「メーカーの営業」をしている方であれば、多くの人が一度には感じる共通の不満であるような気がしましたので、言語化してみました。

本記事を読むことによって、「自分はこういう不満を抱いていたのか!」と気づき、自分の仕事の仕方の見直しや、上司への相談、転職活動など、新しい一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。

実際に出た不満や不安を「①会社の将来性に対する不安・仕組みや制度に関する不満」「②個人のやりがいや成長」の2つの観点で整理をしています。

1. 会社の将来性に対する不安・仕組みや制度に関する不満

激変する社会・競合環境への対応力への不安

会社として将来に向けた技術投資は行っていることはわかるのですが、デジタル技術の活用や異業種の参入などの外部環境が厳しくなる中で、「自社は大丈夫なのか?」という不安を抱いています。

また、将来のビジョンや方向性も”形式的”にしか示されておらず、若手社員をモチベートするようなビジョンもあまりないようです。

IT/システム環境が”昭和”で、低い業務生産性

前段の不安ともやや重複しますが、全社で使っているIT/システム環境が古く、ただ数字を入力するような単純作業に時間を取られてしまい、付加価値のある仕事に時間を避けていないという実情もあります

頑張っても評価されない人事評価

評価指標・KPIが定まっているようで、実態としては定まっておらず、どのような成果を出せば評価されるのかがそもそも分からない。

また、成果を出したとしても、昇進やボーナスアップなどのインセンティブの差が良くも悪くも付かないため、「頑張ろう!」という意欲が出づらいこともあります。

更には、(自分より仕事をしていないと感じてしまう)「窓際族」の社員が自分の2倍の給与をもらっていると思うと、やりきれない気持ちになります。

2. 個人のやりがい・成長を感じる機会の不足

”営業”であるにも関わらず、最終顧客と直接関わらないことによって生じる「やりがい」の不足

自動車メーカーの海外営業は、”営業”であるにも関わらず、実態としては販売台数の管理や車両や部品の輸出などのオペレーション業務が多いです。

特に、海外事業に、商社が参画する場合は、良くも悪くも商社が営業やマーケティング機能を担ってしまうため、就職活動をやっていた時に描いていたような海外でのビジネスを実際に行うことは難しくなります。

もちろん、管理や輸出の業務も、車両を生産するために重要な仕事であることは間違いありません。

しかし、理想と現実のギャップに苦しむ若手も多いのが現状です。

社外でも通じる汎用的なスキル向上機会の不足

上記の通り、海外営業はオペレーショナルな仕事が多く、営業本来しての仕事(セールス・マーケティング)に関わる機会が不足しているかと思います。

社内調整の仕事が多くなり、社外関係者と連携して何かを作っていくような機会も多くないかと思います。

 

以上、私の先輩・同期と話していた中で出てきた不安や不満を私の実経験も踏まえながら、書いてみました。

こちらのブログ記事にも、海外営業のリアルな姿が記載されています。
拝啓 就活生様 ~新卒から海外営業なんてやめたほうが良いよ~

繰り返しとなりますが、本記事はメーカーの営業の方の存在・仕事を否定するために書いているわけではないことを再度お伝えしたいと思います。
(不快な気分になった方がいらっしゃれば、申し訳ございません)

もし共感できるところがあり、転職活動を検討されている方は下記記事も読んでみてください!