- 起業を実現するために大事なことは何かを知りたい!
- 起業の際の事業アイデアの考え方・作り方を知りたい!
- 起業に向けた行動を実際に起こすためのステップを知りたい!
このような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
私もそのような一人です。
そのような悩みをお持ちの方必読の書が「起業は意志が10割」です!
本書は、企業内起業で17件、独立起業で21件、週末起業で14件、合計52の事業を立ち上げた日本有数の「起業のプロ」守屋氏が起業を志す人の背中を押すために執筆されました。
私も起業を検討していますが、なかなか一歩が踏み切れていない状況で本書を読み、起業の考え方・顧客第一の事業の考え方を学びました。
下記、特に私が重要であると感じた点を紹介します。
本の概要
30年で52事業を立ち上げた新規事業のプロが教える、挑戦をやめない人のための「起業・新規事業」成功法。
テレワーク、オンライン授業、オンライン医療などなど、DXやIoTを軸にした新しい産業の勃興は加速している。アフターコロナ社会の新しい課題を解決しようとする若い会社に資金が集まっている。
本書はその熱狂のただ中に身を投じようとする将来のユニコーン起業家たち、また古い産業の大企業で新規事業を興そうともがいている人たちのニーズに応える、実践的な起業の教科書である(出所:Amazon)
著者紹介
1969年生まれ。1992年にミスミ(現ミスミグループ本社)に入社後、新市場開発室でメディカル事業の立上げに従事。
2002年に新規事業の専門会社エムアウトを、ミスミ創業オーナーの田口氏とともに創業、複数事業の立上げおよび売却を実施。
2010年に守屋実事務所を設立。新規事業家として活動。ラクスル、ケアプロの立上げに参画、副社長を歴任後、キャディ、JAXA、博報堂、リクルートホールディングス、JR東日本スタートアップなどの取締役、顧問、フェローなどを歴任。
2018年4月ブティックス、5月ラクスルを、2か月連続で上場に導く(出所:Amazon)
気づき、学び
3-1. 起業において一番大事なことは「意志」
”人は心が原動力。挑戦したいという熱量がすべてを決める”と本書には書いてあります。
起業でも、新規事業でも、自分の思った通りになることはほとんどありません。
想定した顧客に全くサービスを使ってもらえない可能性もあるし、支援をしてくれそうな仲間に裏切られることもあります。
揺るぎない自らの意思がなければ、そのような多くの苦難をと乗り越えることはできないでしょう
3-2. 事業において一番大事なことは「顧客から考える」こと
事業を検討するうえで、何より大事なことは、”顧客の立場に立って、顧客の問題をみる”ことであると守屋さんは語ります。
知らず知らずに、自社や自分の事業に合わせて、都合の良いようにサービスが修正されてしまうことがあります。
しかし、徹底的に顧客視点に立ったサービスを考えることが重要であると守屋さんは語っています。
実際に、顧客視点に立った事業を考える、高い顧客解像度を持つサービスの検討プロセスも紹介してくれています。
- 満たされていない顧客のニーズを探る
- ①の顧客のニーズを満たす商品やサービスを考える
- ①の顧客がどうしてこれまで満たされないままで放置されていたのかを考える
- ②の商品やサービスがどうしてこれまで提供されていなかったのかを考える
- 商品やサービスを顧客にとって便利な方法でお届けする
- 商品やサービスをよりよくするためのフィードバックをもらい改善する
- 新たな顧客のニーズを探る
- ⑦の新たな顧客のニーズを満たす商品やサービスを考える
- 他者との競争に備える
- これらを実現するための最適な体制を考える
- これらを実現するための必要な資金を考える
- これら一連を経営計画としてまとめる
上記をひたすらに回しづつけることによって、顧客解像度があがり、真に必要とされる事業が出来上がります。
3-3. 自分で考えて、自分で動く
「自分のアタマで考え、自分のカラダを動かせ」「人は、考えたようにはならない。おこなったようになる」
自分が考えた事業を、人に伝え(2、3人ではなく200、300人)、顧客にインタビューをし、実際に回すことで、「学び」を得ることができる
と本書には記載されています。
自分で動かなければ、自分の頭の中だけに留まり、何も生まれません。
体を動かして、やっと始まります。
ネクストアクション
- 顧客解像度をあげる12のステップに沿って、事業を5つ考える
- その事業をまず10人にしゃべる
- 2022年12月までに、5つの事業の内のどれかをローンチする
以上、「起業は意志が10割」を紹介しました。
ぜひ皆さんも読んでみてください!