コンサルライフ

現役コンサルタントが語る、事業会社からコンサル会社へ転職すべき理由

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  • 事業会社に務めており、コンサル会社への転職を検討している
  • コンサル転職を希望しているが、転職のメリットが分からない
  • コンサル会社へ転職すると、どんな能力が身につくか知りたい

以上の悩みを解決できる記事を用意しました。

この記事では、自動車メーカーから総合系コンサルティングファームへ転職し、経営コンサルタントとして2年間勤務した私だからこそ分かる、コンサル会社へ転職して良かったこと5つを紹介します。

この記事を読むことで、「コンサル会社へ転職すると、こんなメリットがあるんだ」「自分もコンサルタントとして働いてみたい!」と思えるようになります。

仕事のやりがいが圧倒的に上がる

私はコンサルに転職したことで、仕事へのやりがいや楽しさが圧倒的に上がりました。

転職前は自動車メーカーの海外営業として働いていました。

海外と関われる充実感を感じながらも、社内調整やオペレーショナルな仕事が多かったため「この仕事、自分でなくてもできるな」と思い、漠然とした不安と不満を抱いていました。

一方、コンサル会社では否が応でも自分で主体的に「考える」ことが求められます。

そして、社外のお客さんに対して、高いコンサルフィーに見合う価値を提供する必要が求められるため、求められる仕事の量と質のレベルが上がります。

転職当初はコンサルの仕事について行けず、「しんどい、やめたい」と思うことが多々ありましたが、仕事の難易度が上がるほど、乗り越えた時の達成感は高まります。

自分で考えるべき問いを整理し、調査、分析をして、分かりやすく伝わるようにストーリーを考えて、資料を作る。

「自分の」仕事をお客さんに評価してもらった時のやりがいを味わうと、転職して本当に良かったと思います。

特に、「○○君と一緒に仕事ができて本当によかった。ありがとう」と自動車メーカーの役員クラスの方に言ってもらえた時は、前職にはなかった充実感を味わいました。

ビジネスマンとしての能力・スキルが高まる

コンサルスキル

1つ目とも関連しますが、コンサルへ転職することで仕事の能力、スキルが高まりました。

能力やスキルは広範にわたり、

  • 目的や全体感を踏まえて、仕スケジュールに基づき、俯瞰的に仕事を進める力
  • 基本的なロジカルシンキングや構造化をする問題解決力
  • パワーポイントやエクセルスキルや見やすい資料のデザイン
  • 相手に伝わりやすいストーリー作りと発表力

など、ビジネスマンとして必須のスキルを日々の仕事で高めることができます。

コンサルへ転職すると能力やスキルが高まる理由は、①自分で勉強する、考える ことに加えて、②優秀な上司から、的確なフィードバックがもらえる からだと思います。

私の場合は1日に1度(たまに2度)上司とのMTGを設定しており、MTGに向けて死ぬ気で仕事をして、成果物に対して百戦錬磨の上司からフィードバックをもらいます。

フィードバックに基づき、資料を修正、自分でも改善点を学ぶPDCAサイクルを学ぶことで、ビジネススキルを高めることができます。

前職では「今日何もせずに終わったな」という日がよくありましたが、コンサルではそれが良くも悪くも許されないため、強くなることができます。

強いビジネスマンとしてのマインドが培われる

マインドセット

上記の能力・スキルに加えて、ビジネスマンとしてのマインドセットが鍛えられました。

事業会社にいた時は、「自分に求められていることは0から1で新しいことを作るのではなく、言われたことを正しくやることだ」というネガティブなマインドで、受け身の仕事をしていました。

しかし、コンサル会社では自分の担当タスクが明確にあり、次のお客さんとの会議までに仕上げて提出する必要があります。

中途半端なものは出せないため、「絶対に最後まで自分でやり抜く」というマインドが身につきました。

また、コンサルは「プロ」としてお客さんに価値を出すことが求められるため、「どうやったらお客さんを喜ばせられるか」「どうやったら最短距離で答えを出せるか」を常に考えて仕事をするようになりました。

給料が150万円上がる

給与

転職前、自動車メーカーでの年収は450万円でした(私立大卒の総合職4年目)。
しかし、コンサル転職時に年収が620万円へ上がりました。

転職初月の銀行への振込額を見た時は、「こんなにもらっていいの?」と一人でニヤニヤしていました。

毎月の手取りが10万円上がり、日々の暮らしに余裕が生まれました。

(しかし給与水準向上に合わせて生活水準も上がり、お金に余裕はあまり生まれませんでした)

また、総合系コンサルファームでは昇進することができれば、中途でも30歳で年収1,000万円も夢ではありません。

デキる人とのネットワークができる

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こちらが一番良かった点です

知性とやさしさを備えた上司。圧倒的な地頭の良さで尊敬できる後輩。ずば抜けた実行力を持つ事業会社の役員の方。自分に刺激を与えてくれる人との出会いがありました。

自分の実力不足に悲しくなることもありますが、デキる人と一緒に仕事をすることはモチベーションが高まりますし、自分の成長にもつながります。

魅力的な方との出会いがコンサル会社へ転職した一番良かったと思う点です。

「コンサル」と聞くと、眼鏡をかけて斜に構えた偉そうなエリートをイメージしがちですが、私が出会ったコンサルタントは、優秀でありながらも人間味のある魅力的な人ばかりでした。
(一方で、人間性を疑うような人も一部いました)

おまけ:コンサル会社へ転職して失ったもの

コンサル会社へ転職は自信をもっておすすめできます。
一方で、得るものがあれば失うものもあります。

転職することで私は、①自分の時間、②同僚や上司との何気ない雑談、③仕事での海外の繋がり が少なくなったと感じています。

失ったものについては、下記の記事で詳しく紹介しました。
記事リンク(後日記載)

 

以上、私がコンサル会社で2年半勤務して感じた「転職してよかったメリット」を紹介しました。

自分が転職する際は、スキルアップと給与アップを目的としていました。

しかし、実際は仕事のやりがいやマインドセットが高まることの方がメリットでした。

コンサル会社での仕事は大変で、誰でも簡単におすすめはできませんが、「挑戦したい」「自分にしかできないことをしたい」というアツい想いを持った方にはおすすめです!

ぜひみなさんもコンサルへの転職を検討してみてください!