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後悔しない決断を。メーカー出身の現役コンサルタントが語るコンサル転職で失うもの3選

コンサルブラック
  • コンサルへ転職した際、覚悟しておいた方が良いことを知りたい
  • コンサルへの転職で後悔する可能性があることを知りたい
  • コンサルより事業会社の方が良い点を知りたい

こんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

コンサルへの転職はスキルアップや年収アップなど、メリットが多いです。

一方、メリットがあればデメリットも存在します。

しかし、実際に転職してみないと、どのようなデメリットがあるかは分からないですよね。

3年前の私も同じ状況でした。

そこで、外資系総合コンサル勤務2年半の私が、実際にコンサルへ転職して失ったと感じるものを紹介します。

特に、メーカーで海外関連の事業をしていた方へは経歴が似ているため参考になるかと思います!

プライベートな時間が少なくなる

1つ目は、想像が容易かもしれませんが、プライベートな時間が少なくなります。

前職では自動車メーカーの海外営業として勤務していました。

前職はホワイト企業で、残業は月平均20時間、多くて40時間で、土日は一切仕事をしていませんでした。

残業

しかし、コンサルへ転職すると仕事をする時間が増えました。

土日の勤務を含めると残業時間が月100時間を超えることもありました。

参考:【実態暴露】コンサルファームの残業時間【転職前に知るべき】

コンサルへ転職すると労働時間が増える理由は、仕事の量・質ともに求められるレベルが上がります。

私は外資系総合ファームで経営コンサルタントとして働いており、お客さんの役職は役員や本部長クラスなど、経営を担う方ばかりです。

そのような経営を担う方に満足してもらう、納得してもらうために成果物の品質を最大限高める必要があります。

また、納期が厳しかったりするためにハードワークになりがちです。

最近はコンサル会社でも、Well-beingや働き方を大事にする動きが強まっており、残業時間も縮小傾向にあります。

私自身も100時間を超える残業はなくなり、平均して60時間くらいになりました。

しかし、事業会社よりは仕事の時間が長くなることは覚悟しておいた方がよいでしょう。

海外とのつながりが弱くなる

前職では海外営業の部署に所属していました。

毎日、海外子会社の担当者と連絡を取ったり、海外出張があったり、さらには海外子会社から研修生が来るので受け入れ対応をしたりと、海外関連の業務がたくさんありました。

しかし、コンサルへ転職してみると、海外関連の仕事が激減しました。

team

スタッフ(実務者)レベルであると、海外関連のプロジェクトに入らないと、海外出張や海外のスタッフとコミュニケーションをとる機会がありません。

海外志向がある私にとっては、日々の仕事の中で海外とのつながりがないことには少し寂しさを感じています。

グローバルファームであれば海外へ出向する機会もあるのですが、出向をするにはそのポストが空く必要があります。

海外好きな方は海外関連の仕事がなくなっても問題がないかを考えてみてください。

ちょっとした雑談が減る

こちらは「コンサルだから」という訳ではないかもしれません。

しかし、前職では上司に業務の質問をした際に雑談をしたり、午後3時ころには先輩と会社の食堂で休憩をしたりしていました。

良くも悪くも「余裕」がたくさんありました。

しかし、転職後は リモートワーク + 激務 で「余裕」が全くなくなりました。

私の場合、コンサル転職後すぐにコロナウイルスの感染が拡大し、リモートワークとなりました。

上司とは対面で会ったことがなく、ベースとなる人間関係ができていない。

さらに、上司は複数のプロジェクトを掛け持ちしており、常に忙しい。

自分もコンサルワークに慣れておらず、常に時間に追われている

そんな状態だと、プライベートなちょっとした雑談もなかなかできません。

仕事で雑談ができなくても家族や恋人、友人とすればよいのですが、仕事での人間関係も重視していた私にとっては寂しさがありました。

しかし、転職2年目ころから、社内の知り合いが少しずつ増え、自分も仕事に慣れてきたため、雑談ができる時間が増えてきました。

以上、私がコンサルへ転職して失ったと感じたことを3つ紹介いたしました。

一方で、コンサルへ転職するとスキルアップや年収アップに加えて、仕事のやりがいやビジネスマンとしてのマインドセットも高めることができます。

参考:現役コンサルタントが語る、事業会社からコンサル会社へ転職すべき理由

トータルで考えれば、私は転職して本当に良かったと考えています。

本記事が転職に悩まれている方の少しでも参考になればうれしいです!