コンサルライフ

激務?コンサル長時間労働エピソード「おれ、コンサルやってる」と感じる瞬間

コンサル-ブラック
  • コンサルはブラックだと言われるが、実情がどうか知りたい方
  • 深夜遅くまで働いていて、疲れて死にそうな方
  • 誕生日の朝を徹夜で向かえて、ハイになっている方

こんな方向けに、気合を込めて記事を書きました。

本記事では、外資系総合コンサルティングファームへ転職し、経営コンサルタントとして2年間勤務した私が「俺、コンサルやってるな。」と感じた瞬間を2つ紹介します。

コンサルと聞くと「激務」や「ブラック」、「長時間労働」なイメージを抱く方も多いかと思います。

実際に、私も夜遅くまで働くことがありました。

確かに辛いのですが、「最後までやり切った」という充実感を感じ、「俺、コンサルやってるな。」と、自分に酔いしれることがありました。

そんな瞬間を紹介します。

深夜2時にタクシーに乗り込み、座席に持たれかけた瞬間

コンサルへ転職して、初プロジェクトにアサインされた2日目に起きたエピソードです。

1週間の研修を終え、コンサルスキルが全くついていない中、プロジェクトへアサインされました。

そのプロジェクトは、私より1つ下の超優秀な新卒コンサルの方がリードする案件で、私は、翌日予定されているクライアントとの資料作りお手伝いをするという状況でした。

そのプロジェクトは、クライアントからの期待値が非常に高く、資料の構成作りに苦戦していました。
翌日がクライアントMTGでしたが、資料の構成が前日(私が参画した日)にようやく決まりました。

作業に没頭し、昼、夕方があっという間に過ぎ、夜になりました。

21時、コンビニへ行き、おにぎり、サラダパスタ、コーヒーを調達します。

自分は1個下の優秀な方から資料作成のタスクをもらい、黙々と作業を進めます。

午前2時、ようやく資料が完成しました。

充実感冷めやらぬ中、帰宅の準備をします。

エレベーターで1階まで行きます。

オフィスの前には、終電を逃がしたコンサルタントを待ち構えるタクシーが5,6台並んでいました。

そして、私は「終電逃がしタクシー」デビューをしました。

前職ではホワイトなメーカーで働いていたため、終電がなくなるほど遅くまで働いたことはありませんでした。

「終電を逃がしてタクシーで帰るの、嫌だけど、なんかかっこいいな。」と思っていました。

ついにタクシーで家まで帰る瞬間が来ました。

自分の行先を伝えて、タクシーの白いシートがかかった後部座席にもたれかかった瞬間、「俺、コンサルやってるな。」と思いました。

しかし、疲れには抗えず、いつの間にか眠りに落ちていました。

「お客さん着きましたよ」と声を掛けられ、目を覚ますと、自宅の前でした。

こうして私の終電逃がしタクシーは、ほぼ乗車時の記憶がないまま、幕を閉じました。

28歳の誕生日の朝、徹夜明けに朝日が注ぎ込んできた瞬間

私が28歳の誕生日の朝を向かえた時のエピソードです。

2021年の私の誕生日は木曜日でした。

コロナ禍真っ只中、さらに平日ということもあり、夜は一人でちょっと豪華なコンビニスイーツを食べながら平和に過ごそうと前日は考えていました。

結果的に、スイーツを朝食べることなど、微塵も想像していませんでした。

—詳細—

誕生日当日は、クライアントとの週に一度のMTGの日でした。
MTG前日にクライアントから追加要望があり、対応を上司と一緒に進めていました。

時間がかかることは分かっていたのですが、想定以上に時間がかかりました。

あっという間に夕方が過ぎ、夜になりました。

深夜12時が過ぎて、「28歳になった」と人生で一番あっさり誕生日を向かえました。

その後も仕事は続き、1時、2時が過ぎていきました。

「眠い。死ぬ。」と思いつつも、仕事を”やらされている”感はなく、自分が”やりたい”から良い資料を作るマインドで、仕事をしていました。

そして、その瞬間がやってきました。

5時過ぎにまぶしすぎる朝日が部屋のガラスを突き破って私の瞳孔に飛び込んできました。

休みの日に本やマンガを読んでいて、金曜の夜に朝まで飲んでいて、朝日を浴びることはありました。

しかし、誕生日の日の朝日を仕事で迎えることは、初めてでした。

なにか、言葉にすることが難しい感情が胸の中にありました。

朝まで仕事していて虚しいような気がするのだけど、誕生日までやるべきことをやり切った感。初めて味わう感覚でした。

6時前に何とか資料が完成しました。

解放された私は、セブンイレブンに向かいました。苺のショートケーキを買いました。

家に帰り、牛乳をコップに注ぎ、準備完了。

「いただきます」

金曜夜の生ビールを凌駕する、生クリームの甘みが、体に染みわたりました。

私は、28歳になりました。「俺、コンサルやってるな」と思いました。

そして、ベッドへ倒れこみました。

以上、私が「俺、コンサルやってるな。」と感じた瞬間を紹介しました。

コンサル業界は他の業界と比較すると、労働時間が長いことは事実だと思います。

しかし、労働時間が長い=ブラック企業=悪い という訳ではなく、自分の限界値まで働くからこそ、強くなれるという良い面もあると2年間働いていて感じています。

また、最近は多くのコンサルティングファームが残業削減に取り組んでおり、
良くも悪くも、深夜まで働くことが少なくなったと感じています。

コンサルで働く敷居が下がっているかと思いますので、ぜひ興味がある方はコンサル業界へチャレンジしてみてください!