日本には数多くの有名な温泉がありますが、温泉好きであれば大自然の中にひっそりと存在する「野湯」に憧れるのではないでしょうか?
けれど、実際に野湯に行くとなると、どこに野湯があって、どうすれば行けるのか分からないですよね。
本記事では、関東からアクセスが良い群馬県の榛名山に眠る「ガラメキ温泉」の行き方を紹介します。
読み終えた時には、あなたもガラメキ温泉に行きたい気持ちを抑えられなくなっているはずです!
ガラメキ温泉とは?
群馬県の榛名山中に湧き出る野湯「ガラメキ温泉」の近くには、昔は温泉旅館がありました。
しかし、戦後に自衛隊が 基地を作るにあたって温泉旅館が接収されることになり、建物が取り壊されてしまいました。
そして、源泉のみが残りました。
荒れ果ててしまった「ガラメキ温泉」ですが、有志の方々が整備をしてくださり、土砂に埋まっていた源泉が入浴できるまで復旧したようです。
「ガラメキ温泉」はGoogle Mapにも登録されています。
それでは、ガラメキ温泉への行き方を紹介します。
ガラメキ温泉はGoogleマップに登録されていますが、車でナビ通りに向かっても辿り着けません。
榛名山松之沢峠ルート(県道28号線)の途中に登山口があります。
そこから1時間歩いて、温泉へ向かいます。
ガラメキ温泉への行き方
ガラメキ温泉の行き方①目印を頼りに入口へ

カーブの途中にあるため若干分かりにくいですが、ガードレールに薄く「ガラメキ温泉」の書き込みがあります。この書き込みが目印です。
1時間半と書いてありますが、成人男性であれば徒歩1時間で着きます。
入り口には、「関係者以外立ち入り禁止」の看板が設置されています。
少々気が引けますが、「関係者以外立ち入り禁止」のバーをまたぎます。
現在は使われていない林道を歩いて、「ガラメキ温泉」へ向かいます。

入り口から数百mはコンクリートで舗装されていますが、その後は林道になります。
岩が多く、危険な個所もあるため、最低でもスニーカーか運動靴、できればトレッキングシューズを履いていくことをおすすめします。
看板からも近くに自衛隊の施設があることが読み取れます。

ひっそりとした山道を歩いて行きます。 他に歩行者は誰もいないため、微妙な薄気味悪さが漂っています。
ガラメキ温泉の行き方②崩れた道や瓦礫を慎重に進む

歩いていくと、崩落した道にたどり着きます。こちらは、少し戻ると迂回路があります。
崩落した道を気を付けて渡ることも可能です。より安全に行くのであれば、少し戻って迂回路を歩くことをおすすめします。
森の中を進みます。

木漏れ日がきれいです。

歩き進めると、土砂崩れで落石した道に遭遇します。
危険ではないですが、慎重に歩きます。
かなりの山奥ですが、ガードレールが出てきました。
ガラメキ温泉の行き方③3つの分岐は左へ
歩き進めていくと、3つの分岐が出てきます。 左の道を行くと、最短距離でガラメキ温泉へ辿り着けます。
私たちは真ん中の道を行ってしまったのですが、真ん中の道でも最終的にはガラメキ温泉へたどり着けます。 歩いていくと、ガラメキ温泉の看板に到着します
看板の下の部分には、「同好会」の文字があります。 同好会の方が看板や道を整備してくれていたようです。感謝です。

石碑もあります
ガラメキ温泉にいざ入浴!


人生初の「野湯」に入りました! 温泉と川の水が混ざってしまっているため、一般的な温泉の暖かさはありません。
お湯の温度は他の記事によると約30℃のようです。
しかし、夏にいけば冷たいということはなく、1時間歩いて出た汗を流す最高の温泉です!
都会の喧騒を忘れ、自然を全身で感じます。 今年の夏の最高の思い出ができました。
温泉の後ろからの眺めはこちらです。 青々とした夏の森の大自然の中で、最高の温泉に入ることができます。
来た道を歩いて帰ります。帰りも行きと同じく、1時間程度かかりました。
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以上、ガラメキ温泉への行き方を紹介しました。
ガラメキ温泉までの道のりは、林道を通ります。高低差のある道は少ないですが、土砂崩れで道が崩落していたり、道が川になっていたりして、危険が存在します。
歩行時間も1時間ほど必要なため、簡単には行くことができません。
だからこそ、日常では感じられないドキドキ感と、大自然の中で素っ裸になり、温泉に入る開放感を味わうことができます。
野湯が好きな方や非日常的な冒険を求めている方は、ぜひ、群馬県の「ガラメキ温泉」へ行ってみてはいかがでしょうか?
私が行く際に参考にした他の方のブログ記事はこちら